1月の誕生石であるガーネット。
幸運を呼ぶ宝石とも呼ばれていますが、どんな宝石か知っていますか?
「1月生まれの恋人に誕生石を贈りたいけど、具体的にどんな宝石かは知らない」
「ガーネット自体はだいたいわかるけど、石のもつ効果や宝石言葉って何だろう」
こんな思いを持っている人もいるでしょう。
そこで、今回はガーネットについて、特徴や歴史、効果、宝石言葉をご紹介。
その他、ガーネットの種類別の特徴とおすすめジュエリーにも注目していきます。
目次
1月の誕生石、ガーネットとは
まずは1月の誕生石であるガーネットについて、特徴や歴史、効果などをチェックしていきましょう。
ガーネットの特徴
ガーネットの和名は“柘榴石(ざくろいし)”です。
天然のままで美しい赤色が特徴の宝石で、ザクロのように赤いことが和名の由来とされています。
ガーネットは主にケイ素を含む鉱物です。ガラスのような光沢があり、透明度の高いものほど価値が高くなります。
モース硬度は6.5~7.5と、高い硬度を持つ石です。
装飾品として使われることがほとんどですが、粒の小さいものは紙やすりのような研磨剤に使われることもあります。
インドやスリランカ、ロシア、ブラジルなど、全世界で採掘される石です。
宝石としてのガーネットには、希少価値がある、外観が美しい、モース硬度7以上、天然石であることなどいくつか条件があります。
よって、ガーネットは宝石の取引上で“硬度や希少性、外観の美しさなどいくつもの基準をクリアして選定された宝石群”である貴石の1つなので、宝石として高い評価を得ている天然石だと言えるでしょう。
ガーネットの歴史
ガーネットの歴史は古く、多彩な伝説に満ちています。
たとえばユダヤ人の伝説によると、大洪水の中でノアの箱舟の灯火として暗闇を照らしたと言われています。
中世の十字軍の兵士たちで言えば、血を連想させるガーネットの色合いから“ガーネットを身に付ければ傷を受けない”とされていたことも。
また、19世紀のビクトリア朝時代は、ガーネットが最盛期を迎えた時期です。
ちょうどゴールドラッシュ時代とも重なり、ガーネットとゴールドを組み合わせた華やかな宝飾品が人気を集めました。
しかし、20世紀に入ると、世界各地で様々な色の美しい宝石が出回るようになったため、ガーネットの人気は次第に衰えていったと言われています。
ガーネットがもつ効果
ガーネットには、目標に向かって積み上げてきた努力の成果を実らせ、成功へと導く効果があるとされています。
そのため、受験や就職をはじめとする様々なシーンにおいて、目標のために努力する人物をサポートし、力を貸してくれる宝石だと言えるでしょう。
また、大きな困難や課題を乗り越えるシーンで持ち主に忍耐力を与え、前向きになれるようサポートする効果を持つ石でもあります。
目標に向けて努力中の人はもちろん、夢や願望を見失ってしまいそうなときにもふさわしい宝石です。
更に、ガーネットには、愛の継続をサポートする効果と恋人の浮気を防ぐ効果もあるとされているため、恋人との愛情を深める効果も期待できるでしょう。
ガーネットの宝石言葉と意味は?
ガーネットの宝石言葉は、真実・情熱・友愛・繁栄・実りなど。
変わらない愛情や友情、忠実さをイメージする言葉が多くあります。
宝石言葉からもわかるように、ガーネットは“一途な愛の象徴”とされる宝石です。
中世ヨーロッパの時代には、戦いに赴く兵士が妻へガーネットを贈ることで、変わらない愛を確認したとも言われています。
そのため、現代でも恋人への愛を伝えるシーンで贈る宝石にふさわしいと言えるでしょう。
また、欧米では、“これからも友達だよ”という気持ちを込めて卒業シーンにガーネットを使ったリングを贈る風習があります。
これは、ガーネットに友愛の意味が込められていることから生まれた文化です。
その他、実ったザクロの種に似ていることから“実りの象徴”、“人生に忠実であってほしい”、“生命力を高める”などの意味合いをもっています。
赤だけじゃない!様々なガーネットの種類
美しい深紅の宝石として知られるガーネットですが、実はいくつか種類があり、赤以外のガーネットも存在します。
ここでは種類別の特徴を見ていきましょう。
アルマンダイト・ガーネット
アルマンダイト・ガーネットは、アルマンディンガーネットやアルマンダイトなどいくつか呼び名があります。
和名では鉄礬柘榴石(てつばんざくろいし)、色はオレンジや橙赤、紫赤、茶などです。
通常、ガーネットはこのアルマンダイト・ガーネットを指し、世界での採掘量も多いことで知られています。
深く濃い赤色のものが多いアルマンダイト・ガーネットは、大きな石になるほど不透明に見えるのが特徴です。
そのため、加工には光を取り入れて透明度や彩度を増すカーバンクルという研磨技法が用いられます。
マンダリン・ガーネット
マンダリン・ガーネットはオレンジがかった赤い色の宝石で、スペサルティンガーネットの一種です。
濃さを増しても暗くならない色味のマンダリン・ガーネットは、彩度が高く鮮やかなオレンジの輝きが特徴です。
マンダリン・ガーネットは正式な宝石名ではなく通称名なので、鑑定書にはその名で記載されません。
ロードライト・ガーネット
ロードライト・ガーネットは、赤色系2種のガーネットの中間の成分をもっています。
ワインレッドカラーが特徴で、透明度が高く品質の良い石が多く流通しており、ジュエリーとしても人気が高くなっています。
ギリシャ語で“ロード”がバラを指すことから、和名で薔薇石(ばらいし)や薔薇柘榴石(ばらざくろいし)と呼ばれる宝石です。
ディマントイド・ガーネット
ディマントイド・ガーネットは、ダイヤモンドのように輝くグリーンカラーのガーネットです。
伝統的な宝石の中で、ダイヤモンドより分散光の強いものはディマントイド・ガーネット以外になく、独特の美しさはこの分散光にあると言われています。
デマントイドガーネットとも呼ばれる宝石で、希少性の高さからガーネットの中で最も高く評価されます。
1月の誕生石、ガーネットの美しさを引き立てるジュエリーとは
ガーネットを使ったジュエリーには様々な種類がありますが、身に付けやすさで言えばネックレスやピアスがおすすめです。
ガーネットとダイヤモンドが輝く誕生石のネックレス
ガーネットとダイヤモンドを使ったネックレスは、胸元で華やかに輝く美しいデザイン。
2つの宝石がそれぞれの美しさを引き立てます。
ベースはイエローゴールドで、S字を描くようにダイヤモンドとガーネットが配置されたシンプルなデザインです。
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揺れるデザインが視線を集めるピアス
天然石のガーネットを使った、フックタイプのピアス。
耳元で揺れて顔周りを華やかに演出するアシンメトリーデザインです。
片耳のみで使うこともできるので、気分に合わせた使い方を楽しめます。
表面加工された天然石の美しい輝きが特徴です。
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まとめ
赤色のイメージが強い1月の誕生石ガーネットですが、種類によってはオレンジやグリーンなどイメージとは異なる種類のものもあります。
「1月生まれの恋人へ誕生石を贈りたい」とガーネットを使ったジュエリーを購入するときは、宝石としての特徴や種類ごとの特徴をふまえたうえで、要望を満たすものを探しましょう。
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