4月の誕生石であるダイヤモンドは、その美しさと希少価値により、古くから愛され続けてきました。
ダイヤモンドが宝石の王様と呼ばれる理由は、ダイヤモンドの産出量そのものが少ない上に、その中でジュエリーに用いることができる原石が非常に少なく、希少性が高いからです。
当店でもお買い求めしやすいダイヤモンドから「世界一贅沢なジュエリー」と呼ばれているダイヤモンドまで、あらゆるジュエリーをlineupしております。
今回は、一つは持っておきたい「4月の誕生石ダイヤモンド」の基礎知識や選び方、手入れ方法についてご紹介していきます。
目次
ダイヤモンドって本当にすごいの?
その硬さや美しい輝きで有名なダイヤモンド。
4月の誕生石でもあり、婚約指輪や結婚指輪のメインストーンとしても贈られます。
なぜダイヤモンドが贈られるのか、その理由を皆さんご存知ですか?
ダイヤモンドがもつ特徴や意味、原産地や歴史などについてお話していきますね。
ダイヤモンドの特徴
ダイヤモンドは炭素でできており、宝石の中で唯一、単一元素で構成されています。
化学式も『C』の一文字で、これは非常に珍しのです。
<そもそも、単一元素って何?って思いませんか?これは、1種類の元素だけでできている物質のことを言います。
たとえば、なじみのある銅、金、銀、や石墨、硫黄(いおう)、リン、水素ガスなどは、すべて1種類の元素だけからなる純粋物質です。>
自然界の中で最も硬い物質であるとされ、鉱物の硬さを表す尺度であるモース硬度の値は最大の10です。
また、ダイヤモンドは、光が屈折する程度を示す屈折率が2.42と高いので、宝石に差し込んだ光が内部で全反射し、高貴な輝きを放ちます。
ダイヤモンドがもつ意味と効果
気高く輝き、自然界一の硬さを誇るダイヤモンドは、永遠の絆、不変、純潔、調和、変わらぬ愛といった石言葉をもっています。
婚約指輪や結婚式にダイヤモンドを贈ることは、永遠の愛を誓うことを意味するのです。
ダイヤモンドは、身に着けることで知恵をもたらし、自信を高めてくれます。
また、困難を乗り越えるための力を与えてくれると言われるので、積極的に身につけてみましょう。
ダイヤモンドの原産地
2000年代初頭までは、南アフリカ共和国やコンゴ民主共和国、ボツワナがダイヤモンドの主な原産地となっていましたが、現在は世界各地で採掘されています。
1960年に主要な鉱山を開設したロシアでは現在、価値の高いダイヤモンドの原石が多く採掘されるようになりました。
1983年にアーガイル鉱山を開設したオーストラリアや、1990年代にダイヤモンド鉱床が発見されたカナダも、現在の代表的なダイヤモンドの原産地です。
ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドの歴史は古く、紀元前4世紀からインドの河川で採掘され、人々から愛されていましたが、その頃のインドでは、ダイヤモンドのカッティング技術が発達していませんでした。
古代ローマ時代には、ダイヤモンドがインドからローマに伝わり、魔除けや神秘的または呪術的な力をもつ宝石として広まりました。
カッティング技術が確立され、美しく輝く宝石として各地に伝わったのは15世紀以降で、その頃には、王族や富裕層からの人気を博していました。
ダイヤモンドの語源と伝説
世界一の硬さを誇るダイヤモンドの語源は、征服されざるものを意味するギリシャ語のAdamas(アダマス)です。
また、ギリシャ神話では、太陽神アポロンの守護石とされています。
その語源の意味通り、勝利と栄光をもたらす宝石として王冠や王座に用いられてきました。
ダイヤモンドが永遠の愛の象徴として認知され始めたのは、ビクトリア王朝時代になってからと言われています。
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ダイヤモンドの価値は4Cで決まる
ダイヤモンドの価値は何を基準に決められるかご存知でしょうか。
ダイヤモンドの価値を定める基準として、4Cというものがあります。
4Cは、Carat(カラット)、Color(カラー)、Clarity(透明度)、Cut(研磨)の頭文字から取ったもので、この4つの項目によってダイヤモンドの価格が考慮されるのです。
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
カラット
Ctと表記されることが多いカラットは、宝石の重さを示す単位です。
1カラットは0.2gで、重さが増えるほど、石のサイズも比例して大きくなります。
宝石のサイズは0.1カラット増えるごとに、その直径が約0.6mm〜0.8mm大きくなるのです。
0.1カラットの宝石の直径は約3.0mmですが、0.2カラットになれば約3.7mm、0.3カラットでは約4.3mmになります。
カラー
無色透明で美しく見えるダイヤモンドですが、薄く黄みがかったものも多いことをご存知でしょうか。
ダイヤモンドのカラーの等級は23つに分けられ、透明感が高いほど高価になり、黄みが増すほど廉価になります。
しかし一方で、はっきりとした黄色のダイヤモンドの場合は、ファンシーカラーという扱いになり、希少価値が上がるのです。
ファンシーカラーには、ブラウン、ピンク、ブルー、ブラックなども存在します。
クラリティ
クラリティとは透明度のことです。
鑑定士がルーペなどで宝石を観察し、傷や欠け、内包物(インクルージョン)の大きさ、性質などを見極め、評価します。
傷やインクリュージョンがあると、ダイヤモンドの輝きが損なわれてしまうので、透明度が高いほど価値が高いのです。
カット
カットは、ダイヤモンドの加工に対する評価で、宝石の価値は職人の腕にかかってきます。
評価のポイントは、バランスを表すプロポーション、研磨状態を表すポリッシュ、対称性を表すシンメトリーの3つです。
これらの総合評価にとって、5段階で評価がつけられます。
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ダイヤモンドの美しさを保つ手入れ方法
世界一硬いとされるダイヤモンドは、頑丈で傷もつきにくいですが、油分は付着しやすいので、日常的な手入れは欠かせません。
手入れを怠ると、皮脂や化粧品の油分がダイヤモンドの表面に付着し、輝きが損なわれてしまいます。
着用後は必ず、柔らかい布で宝石全体を優しく拭きましょう。
さらに定期的な手入れ方法として、中性洗剤を溶かしたぬるま湯の中で、毛先が柔らかいハブラシを使って洗うと、細かい汚れも落とせます。
その後はしっかりと真水ですすぎ、柔らかい布で水滴を拭き取りましょう。
宝石の美しさを保つために、宝石のプロの宝石職人によるクリーニングや点検もおすすめします。
まとめ
ダイヤモンドは宝石の王様と言われるだけあって、美しい輝きと世界一の硬さを兼ね備えた宝石です。
4月の誕生石にして、永遠の愛の象徴でもあるダイヤモンドは、非常に高い人気を誇ります。
ダイヤモンドのジュエリーには1万円代で購入できるものも。
新しいことに挑戦する4月には、ダイヤモンドジュエリーを身につけて、困難に立ち向かう勇気をもらってみてはいかがでしょうか。
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